京都の歴史と文化 映像ライブラリー

「京の郷土芸能まつり」公演

第36回(3) 田山花踊・六斎念仏

第36回京の郷土芸能まつり3 田山花踊/壬生六斎念仏
〇田山花踊 京都府相楽郡南山城村 11月3日 京都府指定無形民俗文化財(約27分)
 元来、雨乞願済の踊で、数十年に一度という大旱魃の年に村中を上げて踊られた芸能を祭礼として奉仕するように改められた風流踊。大正13年(1924)の踊を最後に途絶えていたが、昭和38年(1963)に復活して現在では諏訪神社で奉納されている。
〇壬生六斎念仏 京都市中京区 8月のお盆前後他 国重要無形民俗文化財(約31分)
 六斎念仏は、平安時代空也上人が、民衆に信仰を広めるために、鉦や太鼓をたたいて踊躍念仏を始めたのが起こりといわれ、後に仏教でいう六斎日に行われたことから、六斎念仏とよばれるようになったと伝えられる。江戸時代中期から次第に風流化し、現在では六斎日とはかかわりなく、盆の行事を中心に行われる。六斎念仏には、古風で素朴な干菜系六斎と芸能化し、娯楽性をもった空也系六斎の二つの系統がある。