京都の歴史と文化 映像ライブラリー

まつりと行事・習俗

三栖 炬火祭

 京都市登録無形民俗文化財「三栖 炬火祭」の記録映像(原版はVHSビデオ)。京都市伏見区の三栖(みす)神社の祭礼として毎年10月12日に行われる。
 三栖神社の神幸祭では、宇治川の葦(よし)を束ねた、直径1.2m、長さ5mの大松明が燃やされる。19時頃、剣鉾や神輿からなる神幸列は、御旅所である金井戸神社を出発して東へ進み、三栖会館前で大松明と合流する。20時頃、大松明が点火され、竹田街道を約300m北上する。宇治川派流(はりゅう)にかかる京橋に大松明を立てた後、消火される。三栖神社の氏子地域は、三栖神社周辺の本三栖と御旅所周辺の浜三栖からなり、松明行事を担う炬火会は浜三栖の若中(わかちゅう)で構成されている。
 本作品は、『京の伝統行事・芸能記録映画』シリーズ16として製作された。
■製作年月:平成11年度(1999)
■製作:京都市文化市民局文化部文化財保護課(制作)
■制作:松竹京都映画株式会社(企画・制作)
■30分50秒
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