京都の歴史と文化 映像ライブラリー

民俗芸能・伝統芸能

神泉苑狂言

 京都市登録無形民俗文化財「神泉苑狂言」の記録映像(原版はVHSビデオ)。京都市中京区の神泉苑で毎年11月第1金曜日から3日間にわたって上演される。
 神泉苑(東寺真言宗)の境内、法成就池の東にある狂言堂で演じられる無言劇。壬生狂言の流れを組む。明治36年(1903)、壬生狂言衆と地元の三条台若中(さんじょうだいわかちゅう)とが協力し、神泉苑大念仏狂言講社が結成され、神泉苑境内に狂言堂を建設したのが始まり。以来、大念仏狂言が伝承されてきた。面、衣装その他の道具類も、すべて神泉苑大念仏狂言講社で新たに制作されたものである。秋の大念仏狂言は、初日は夜の部(18時半~21時半)のみ、2日目・3日目は昼の部(13時~17時半)と夜の部の2部構成になる。
 本作品では、「桶取」「節分」「道成寺」「炮烙割」「山端とろろ」「餓鬼角力」「鵺」「蟹殿」「土蜘蛛」「湯立」が紹介されている。また、製作当時は、秋ではなく5月の神泉苑祭の時期に上演されていた。
■製作年月:平成13年度(2001)【平成13年(2001)5月撮影】
■製作:京都市(企画)
■制作:松竹京都映画株式会社
■24分27秒
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