京都の歴史と文化 映像ライブラリー

まつりと行事・習俗

京都をつなぐ無形文化遺産 ─時代祭─

 京都をつなぐ無形文化遺産「京の年中行事」の紹介映像。
 本作品で紹介するのは、京都市登録無形民俗文化財「時代祭風俗行列」。京都市左京区岡崎の平安神宮の祭典で、10月22日に行われる。
 明治28年(1895)、京都市内の学区を単位に平安講社が組織され、徳川城使上洛列、織田公上洛列、城南流鏑馬(やぶさめ)列、藤原公卿(くぎょう)参朝列、延暦武官凱旋列、延暦文官参朝列、そして山国隊弓箭(きゅうせん)組列からなる風俗行列が行われた。現在は、明治維新から延暦時代に遡る8つの時代の文物風俗を20列で構成している。行列の装束や調度品は、厳密な時代考証が行われて再現されたものである。風俗行列は、12 時に京都御苑を出発し、15 時頃に平安神宮に至る。
 「京都をつなぐ無形文化遺産」とは、京都に伝わる無形文化遺産の価値を再発見、再認識し、内外に魅力を発信するとともに、大切に引き継いでいこうという気運を盛り上げるため、京都市が独自に創設した制度。第1号は、平成25年(2013)10月選定の「京の食文化」で、「京の年中行事」は平成30年(2018)3月に選定された(第6号)。
■製作年月:平成31年度(2019)3月
■製作:京都をつなぐ無形文化遺産普及啓発実行委員会
■制作:株式会社響映KYTOTO SCAPE、株式会社ビジョンエース(撮影・編集)
■21分7秒
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