京都の歴史と文化 映像ライブラリー

まつりと行事・習俗

京都祇園祭の山鉾行事(60分)─日本語版─

 国指定重要無形民俗文化財「京都祇園祭の山鉾行事」の記録映画(原版はDVDビデオ)。京都市東山区の八坂神社の祭礼(7月1日~31日)に伴って、中京区及び下京区の「山鉾町」が中心となったおこなう山・鉾・屋台行事である。
 平安京における御霊会(ごりょうえ)のひとつとして始まり、明治までは祇園御霊会と呼ばれた。神輿巡幸に伴う矛(ほこ)や、造り物の山が、南北朝時代に巨大化し、やがて下京の町ごとに山鉾を出すようになった。安土桃山時代以降、輸入品の幕類、錺金具や彫り物に贅(ぜい)を尽すようになった。7月17日の神幸祭の日は23基の山鉾が、還幸祭の7月24 日には10基の山鉾が巡行することで、疫神を集めて浄めるとされる。2009年9月30日、ユネスコ無形文化遺産に単独で登録され、その後、2016年に「山・鉾・屋台行事」に統合された。
■製作年月:平成19年(2007)7月撮影
■製作:京都市、財団法人祇園祭山鉾連合会(制作)
■制作:KBS京都(編集)
■映像提供:KBS京都
■58分14秒
※原版MP4を使用