京都の歴史と文化 映像ライブラリー

「京の郷土芸能まつり」公演

第35回(3) 人形浄瑠璃・六斎念仏

第35回京の郷土芸能まつり3 和知人形浄瑠璃/小山郷六斎念仏
〇和知人形浄瑠璃 京都府船井郡京丹波町 京都府指定無形民俗文化財(約38分)
 江戸時代末期に現在の和知町大迫地区で始められたと伝えられる。古くは「大迫人形」と呼ばれ、当時は小型の張りぼて人形数個をあやつり、お祭りの時や農閑期などで公演して楽しんだのが始まりといわれる。
〇小山郷六斎念仏 京都市北区 8月のお盆前後他 国重要無形民俗文化財(約28分)
 六斎念仏は、平安時代空也上人が、民衆に信仰を広めるために、鉦や太鼓をたたいて踊躍念仏を始めたのが起こりといわれ、後に仏教でいう六斎日に行われたことから、六斎念仏とよばれるようになったと伝えられる。江戸時代中期から次第に風流化し、現在では六斎日とはかかわりなく、盆の行事を中心に行われる。六斎念仏には、古風で素朴な干菜系六斎と芸能化し、娯楽性をもった空也系六斎の二つの系統がある。