京都の歴史と文化 映像ライブラリー

「京の郷土芸能まつり」公演

第32回(2) 伊根祭・祇園囃子・時代祭

第32回京の郷土芸能まつり2 伊根祭「船屋台囃子」/祇園祭長刀鉾祇園囃子/時代祭
〇伊根祭「船屋台囃子」 京都府与謝郡伊根町 7月 京都府登録無形民俗文化財(約23分)
 海の祇園祭とも呼ばれる伊根祭。その起源は江戸時代初期ともいわれている。伊根の亀島、平田、日出の村人たちが京都の祇園社(八坂神社)の牛頭天王を勧請して氏神とし、海上での安全や大漁、五穀豊穣を祈り祭を始めたことに由来するといわれる。
〇祇園祭長刀鉾祇園囃子 京都市下京区・中京区 7月 国重要無形民俗文化財(約22分)
 祇園祭のとき、山鉾の上で囃されるのが祇園囃子で、いわゆる「コンチキチン」である。祇園囃子は日本音楽の草分け、神楽にはじまり、念仏音楽、風流囃子を取り入れ、後に能楽の影響を受け、今日のような優雅な囃子になったといわれる。
〇時代祭 京都御所~平安神宮 10月22日 京都市登録無形民俗文化財(約21分)
 明治28年平安遷都1100年記念祭が行われたときから始められた行事。京都が都であった千年間の文化風俗の変遷、時代ごとの有名人物などで行列をくみ、都大路を練り歩く。