京都の歴史と文化 映像ライブラリー

京の“れきし”

京のみち ─七口と街道─

 「みち」は歴史を語る生きた史跡である。京都は内陸都市として発展してきただけに、外にむかって開かれた「みち」は京都の死命を制するものとして、政治的・経済的に重視されてきた。
 その一方で、京都の都城内の「みち」は、平安京創成期には京内の地区割りをつくりあげる重要な要素となったが、いつしか人々の生活にさらに密着した空間を構成することになった。「みち」は地域のコミュニケーションを生み出す空間となり、都市民の自治を勃興させる空間ともなった。
 本映像では、七口と街道に焦点をあて「京のみち」を紹介する。
■協力:浄禅寺、鞍馬地蔵寺、源光寺、地蔵寺、徳林庵、大善寺、粟田口神社、公益財団法人陽明文庫