京都の歴史と文化 映像ライブラリー

まつりと行事・習俗

[民俗誌映像]祭りに生きる ─京都の鉾差し─ 日本語版

 京都市登録無形民俗文化財「西院春日神社の剣鉾差し」などで、剣鉾を差して歩く「鉾差し」を中心に、剣鉾を護持する鉾町や鉾組との関わり等を記録した映像。
 京都市には、剣鉾が出ていた神社が約50社あり、それらの剣鉾の多くは左京区の一乗寺から吉田あたりの地域の「鉾差し」が雇われて差していた。本作品の撮影対象である藤田修氏は、若王子の植木職人の系譜をひき、昔からの伝統を引き継ぐ鉾差しの代表的人物である。平成23年(2111)5月の下御霊神社の御霊祭(中京区)、同年10月の西院春日神社の例祭(右京区)、翌年5月の須賀神社の例祭(左京区)のほか、同年7月に植木職人としての仕事を撮影した。また、京都の祭りにおける剣鉾や鉾差しについての基礎的理解のため、一乗寺の鉾差しであった渡辺修三氏にインタビューを実施し、それも収録している。
 京都市文化財保護課が、京都の民俗文化総合活性化プロジェクト実行委員会を組織して、平成22年(2010)10月から平成26年(2014)3月までおこなった、剣鉾調査の成果物『京都 剣鉾のまつり調査報告書―映像編―』に含まれる。映像編の解説書(PDF)は、https://kyoto-bunkaisan.com/report/tyousa02.html からダウンロードできる。
■製作年月:平成26年(2014)3月
■製作:京都の民俗文化総合活性化プロジェクト実行委員会
■制作:株式会社エスパ
■1時間16分42秒
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