京都の歴史と文化 映像ライブラリー

まつりと行事・習俗

梅林寺ジジバイ講

 京都市登録無形民俗文化財「梅林寺ジジバイ講」の記録映像(原版はVHSビデオ)。京都市下京区梅小路東中町の梅林寺で毎年1月8日近い日曜日に行われていた修正会に関わる行事(現在、休止中)。
 旧梅小路村の旧家の戸主層で構成されるジジバイ講によって行われていたオコナイ行事で、梅林寺の大日堂で行なわれていた。住職が読経の途中、講員に榊の枝を回し、それを講員が1本ずつ取っていく。その後、年長者による「ジジバイ、ジジバイ講」という掛け声とともに、全員が長さ20cmほどの青竹の束を持って、前に置かれた長さ3m余りの丸太を勢いよく叩く。かつては、行事終了後、梅林寺の書院に集い、各自が持参した椀を用いて、その年最初の汁講(しるこう)を行なったという。
 本作品の製作時には毎年行われていたが、平成20年(2008)1月を最後に講の組織は解散し、その後は行われていない。
■製作年月:平成15年度(2003)[平成11年(1999)1月撮影]
■製作:京都市(企画)
■制作:松竹京都映画株式会社
■6分5秒
※原版(BETACAM)からDVCAMを経てMP4へ変換