文化財特別鑑賞 東本願寺 名勝「渉成園」庭園鑑賞  
                                         2015年3月15日実施      


 今回の当事業は,会報特集「京都の庭園文化」について,さらに理解を深めていただくため東本願寺,植彌加藤造園様のご協力のもと実施しました。当日は,104名の皆さんが参加されはじめに,日頃当庭園の維持管理をつとめられている庭師の加藤友規氏(植彌加藤造園株式会社社長)から『渉成園の空間的特質』をテ−マにこれまでの成り立ちや渉成園十三景の見どころなどについて詳しくお話しいただきました。その後,加藤講師と会報「京都の庭園文化」筆者の菅沼 裕氏にご案内・説明いただき庭園を回遊し,見学しました。参加いただいた皆さんに大変理解を深めていただくことが出来ました。

 

会員事業に参加された皆さんからのご感想(敬称略)

●詳細でいてわかりやすい講義のおかげで、後の見学が非常に楽しめました。渉成園内のご案内も行き届いていて、大変充実した時間を過ごせました。四季訪れてみたいところとなりました。(山本恭子)

●庭園をご案内いただいた菅沼様は、古い時代の写真を交えて詳しく考証された1つ1つの説明がとてもおもしろく、普段見に行かない滝組の後ろ側や東門まで見せていただき、長い歴史を肌で感じました。植木職の方とのお二人のコンビネーションがとても良くて、違った視点からの説明が新鮮でおもしろかったです。あいにく、まだまだ寒い日でしたが、寒さを忘れるほど充実した鑑賞会でした。(深澤光佐子)

●何故、鴨川があるのに琵琶湖の水を渉成園に運んだのだろう。説明を初めて聞いたとき、理由も方法も疑問に思いました。しかし、その謎はお話が終わったときわかりました。明治(東本願寺)の人は凄いことを考えられたものですね。本願寺水道、後日歩いてみようと思いました。(拝師暢彦)

●植彌加藤造園(株)の加藤社長の庭園管理の哲学を交えての、詳細にわたる説明がよかった。その後、実際に庭園に出て、13景を体験させていただいた。ただ書院から東方の眺望にホテルやマンション、北大島等からの眺望に京都タワー等、造園当時には想像できなかった景観破壊があったのは残念。行政、市民等の協力が必要か。(山田順三)

●渉成園とは日を渉る園と聞き、つまり無量寿の時間を不可思議光の空間として作庭されていると知り、東側のマンションやホテルが不粋なものと思っておりましたが、庭園は自然そのものであり、ビルは人間の生の営みそのもので、そう想って眺めると、深い趣があります。又、庭師の方々のご苦労が大変偲ばれます。(城戸進)

●数年前見学させていただいた事ありましたが、今回は説明、案内があってよくわかりました。社長様のお話よかったです。(井戸礼子)

●植彌加藤様のお話は分かりやすくて素晴らしかった。庭師としての3つの哲学、庭園だけでなく私達生活空間の全てにあてはまる言葉で心に大きく響きました。渉成園ははじめてで、社長様の案内で歩きましたが、随所でご説明を受け、庭と建物の空間構造の一部ですが理解できました。(岩本正博・あゆみ)

●案内人(加藤造園さん)が大変よかったです。参加記念にバッチが入っていますが、いりません。その経費は文化財に使って下さい。(匿名)

●渉成園は撮影のために年に3〜4回訪れています。今般加藤社長から歴史や維持管理の説明があり、大変良かったです。名勝庭園を取り巻く景観が年々悪化しているのは残念です。(匿名)

 




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