をけらまいり     京都市登録無形民俗文化財

日  時  12月31日〜1月1日
場  所  八坂神社(京都市東山区祇園町)
 12月31日の大晦日から翌元日の早朝にかけて,八坂神社において「をけら火」を授かるもので,をけら火を吉兆縄に移してくるくるまわしながら家に持ち帰り,元旦の雑煮の種火とし,招福除災などを願う正月行事として伝えられています。をけらとは,キク科の多年生草本(そうほん)で,根茎を乾燥させ,外皮を取り除いたものがこのをけら火に用いられ,「祇園削掛(ぎおんけずりかけ)」神事として江戸時代中期に一般に定着したとされています。
 
番匠(ばんしょう)儀式と木遣(きやり)音頭  京都市登録無形民俗文化財

月  日  1月2日
場  所  広隆寺(京都市右京区太秦)
保存団体  番匠保存会
 奈良時代に起源をもつと伝えられ,御所に務め,建築を監督指揮し,技術も優れた大工を番匠と呼ばれます。宮殿や神社,寺院などの造営の際には,棟上げをはじめ,地曳(じびき),清鉋(きよかんな),立柱(たてはしら)などの番匠儀式がおこなわれました。又,近世の番匠儀式には,棟上げの嘉日に造営を祝って,労働の喜びと施主の栄誉を歌いあげた木遣音頭が歌われました。現在,番匠儀式の年頭の儀式である「釿始(ちょうなはじ)め」が年中行事として行われています。
 
久多の山の神・お弓  京都市登録無形民俗文化財

月  日  1月3日
場  所  京都市左京区久多
保存団体 久多の山の神・お弓保存会
 久多宮の町の志古淵神社の氏子で構成される宮座によって、毎年1月3日に同神社境内の山の神の祠の祭として伝承されています。古くからの宮座の組織によって受け継がれた、市内では希少な山の神行事の一つとして、また内容的にも特殊神饌や「エビ」と称する神殿の履く特殊な履物などに、民間伝承として注目すべき点が認められる貴重なものです。
 
蹴 鞠(けまり)    京都市登録無形民俗文化財

主な公開月日及び場所  1月4日 蹴鞠始め 賀茂御祖(下鴨)神社(京都市左京
            区下鴨),4月14日・7月7日 白峯神宮(京都市上京
            区今出川通堀川),6月下旬 藤野神社(京都市伏見区深草)
保存団体        蹴鞠保存会
 蹴鞠は,中国から伝来し,特に平安時代中期以降,貴族の間で独自に発達したものとされ,当初は,宮廷を中心とした貴族達の遊戯であったものが,中世以降次第に武士や庶民の間にまで普及し現在のかたちになったとされています。蹴鞠をおこなう場所の四隅に松,桜,柳,楓の樹木を植える形態や勝敗を争うのではなく,相手に蹴りやすい鞠を与えて、できるだけ長く蹴り続けるところなど多くの儀礼的な形式・特徴をもち,衣裳も水干(すいかん),葛袴(くずばかま)に烏帽子(えぼし)姿という優美なものです。
 
梅林寺(ばいりんじ)ジジバイ講   京都市登録無形民俗文化財

月  日  1月8日に最も近い日曜日
場  所  梅林寺(京都市下京区梅小路)
保存団体  梅林寺ジジバイ講保存会
 下京区梅小路で伝承されている正月行事で,読経の途中,長さ20cm程の青竹の束を持ち,青竹がササラ状になるまで丸太を激しく叩きます。寺伝によると,村の薮に住み農作物を荒らす大蛇に見立てた丸太を青竹で叩き,農作物の被害を除く祈祷としたことに始まると伝えられています。
 
日野裸踊(ひのはだかおどり)    京都市登録無形民俗文化財

月  日  1月14日
場  所  法界寺(京都市伏見区日野)
保存団体  日野裸踊保存会
 元旦から行われる修正会の結願の日に,その年の無病息災,五穀豊穣を祈願し,精進潔斎した褌姿の男達が,阿弥陀堂縁にて両手を上げ「ちょうらい(頂礼)」「ちょうらい」と掛声を発しながら背と背を互いに激しくぶつけ合います。行事終了後,柳などの木に挟んだ牛王宝印の祈祷札が配られます。
 
大原上野町おこない・お弓    京都市登録無形民俗文化財

月  日  新成人の日
場  所  京都市左京区大原上野町
保存団体 大原上野町おこない・お弓保存会
 浄楽堂横の集会所に一和尚と二和尚以下十数人の青年や子供達が集まり集落の正月飾りを集めて火を付けるトンド、「サイコロ転がし」の後、一和尚と二和尚が作りつけておいた、2本の先端だけ葉付きの篠竹を交差させた的に向かって、一和尚以下二人一組になり、一人ずつ矢を射るなど近世以来の年齢集団によって受け継がれた近郊農村の特色を残す正月行事です。
 
小山(こやま)の山の神       京都市登録無形民俗文化財

月  日  2月9日
場  所  京都市山科区小山
保存団体  小山二ノ講
 山科区小山に伝わる市内では数少ない山の神行事で,藁製の長さ13mに及ぶ縄状の蛇と割竹,樒,松,紙垂を用いた足13個を作り,地域内を担いでねり歩いた後,地域内を流れる音羽川沿いの木に奉納します。
 
上賀茂さんやれ     京都市登録無形民俗文化財

月  日  2月24日
場  所  京都市北区上賀茂山本町・池殿町・中大路町・南大路町・竹ケ鼻町
      ・岡本町・梅ケ辻町
保存団体  上賀茂(山本町・池殿町・中大路町・南大路町・竹ケ鼻町・岡本町
      ・梅ケ辻町)各さんやれ保存会
 上賀茂に伝承される通過儀礼で,15歳に達した男子(アガリという)の成人入りを祝う行事です。江戸時代初期には行われていたといわれています。紺の羽織と着物を着用し,締太鼓を持ったアガリの男子と鉦などを持った12歳から14歳までの子供たちが行列を組んで,囃しながら町内を回り,大田神社,上賀茂神社などに参ります。
 
大田(おおた)神社の巫女神楽(みこかぐら)  京都市登録無形民俗文化財

月  日  毎月10日・節分・2月24日
場  所  大田神社(京都市北区上賀茂)
保存団体  大田神社巫女神楽保存会
 賀茂別雷(上賀茂)神社の境外摂社である大田神社に伝承されている巫女神楽で,参拝者の願によって,銅拍子・鼓・紋太鼓の奏でる音により舞われます。願主は,巫女神楽が終ると巫女に頭上で鈴を鳴らしてもらうという古い巫女舞の様式をとどめています。



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