当財団では、京都市が管理する下記の史跡、名勝、天然記念物等の維持管理業務を受託し、良好な保存管理に日常努めるとともに、調査研究、普及活動を行っています。

名勝 雙ケ岡、史跡 天皇の杜古墳、史跡 醍醐寺境内(栢杜遺跡)、天然記念物 深泥池生物群集、史跡 御土居(7カ所)、史跡 方広寺石塔(耳塚・馬塚)、史跡 鳥羽殿跡、史跡 栗栖野瓦窯跡、史跡 平安宮跡(内裏跡、豊楽院跡)、史跡 樫原廃寺跡、史跡 蛇塚古墳、史跡 西寺跡、史跡 天塚古墳、史跡 山科本願寺南殿跡、京都市指定史跡 上中城址、京都市登録史跡福西遺跡公園、京都市登録建造物 島原大門 以上24カ所

◇日常のパトロ−ルにより現状の把握や地元保存団体と連携し管理を行うと共に
  、適正な 状況を維持するため定期的な整備作業を行っています。

◇写真記録等の資料収集や専門委員との協議を行い良好な保存を図るための調
  査研究を行っています。

◇広く一般に普及啓発を図るため一部史跡の見学や当財団ウェブサイト等を通じ
  て情報発信を行っています。

刊行物
雙ケ岡 天皇の杜古墳 深泥池 蛇塚古墳


史跡への案内

史跡 天皇の杜古墳 [PDF]
史跡 蛇塚古墳 [PDF]
史跡 樫原廃寺跡 [PDF]
史跡 西寺跡 [PDF]
史跡 醍醐寺境内栢杜遺跡 [PDF]
史跡 平安宮殿 [PDF]
史跡 鳥羽殿跡 [PDF]
史跡 栗栖野瓦窯跡 [PDF]
史跡 御土居 [PDF]
史跡 耳塚 [PDF]
名勝 雙ケ岡 [PDF]
天然記念物 深泥池生物特集 [PDF] 

※ここで取り上げられています、史跡・名勝・天然記念物は、当財団が京都市より
 委託管理しているものです。

史跡への案内ー京都市管理史跡・名勝・天然記念物の紹介ーより
 平成5年3月発行・京都市文化観光局


平成22年度

 
名勝「雙ケ岡」の樹木整備 (2010.11)  
            
                                           
「雙ケ岡」(京都市右京区御室)は、昭和16年に国の名勝に指定され、現在は名勝公園として多くの人達に親しまれています。丘内には、アカマツ、ナラ、ソヨゴ、コナラ、サクラ、モチツツジなど数多くの種類の樹木が生育しています。これまで、名勝公園として常に良好な緑地を維持していくため、樹木の管理やアカマツの植林などの整備を毎年計画的に進めていますが、近年マツ枯れの進行が進み、今年は特に異常気象などもあって樹木の枯損、倒木などの被害が数多く発生していることから景観保全と園路・散策路利用者の安全を期すため、危険木・枯損木の伐採や枯れ枝・支障枝の剪定などの作業に精力的に取り組んでいます。


名勝「雙ケ岡」

マツ枯れの様子


枯損木の伐採


平成23年度

 
史跡御土居の復旧整備 (2011.4)   

史跡 御土居(大宮)

御土居とは

 
  御土居は豊臣秀吉が、長い戦乱で荒れ果てた京都の都市改造の一環として外敵の来襲に備える防塁と、鴨川の氾濫から市街地を守る堤防として、天正19年(1591)多くの経費と労力を費やして築いた土塁である。
  台形の土塁と堀からなり、その延長は22.5キロメートルに及び、東は鴨川、北は鷹ヶ峰、西は紙屋川、南は九条あたりに沿って築かれました。土塁の内側を洛中、外側を洛外と呼び,要所にはいわゆる七口を設け、洛外との出入口としました。鞍馬口、丹波口などの地名はその名残りである。
  江戸時代になると天下泰平の世が続き、外敵の脅威もなく御土居は次第に無用の存在となり、また市街地が洛外に広がるにつれ堤防の役割を果たしていたものなどを除いて次々と取り壊され,北辺を中心に僅かに名残りをとどめるのみとなった。
  昭和5年(1930)、市内に残る御土居のうち8箇所が、京都の沿革を知るうえに、また、広く我が国における都市の発達をたどる重要な遺跡として「史跡」に指定、昭和40年(1965)にさらに1箇所が追加され、現在9箇所が指定地となっている。

史跡御土居、京の七口の位置

1 紫竹  北区紫竹上長目町・堀川町
2 盧山寺 上京区寺町広小路上る北之辺町
3 西ノ京 中京区西ノ京原町
4 北野  上京区馬喰町
5 平野  北区平野鳥居前町
6 紫野  北区紫野西土居町
7 鷹ヶ峯 北区旧土居町3
8 鷹ヶ峯 北区旧土居町2
9  大宮  北区大宮土居町(今回復旧整備を行う)
A 長坂口
B 鞍馬口
C 大原口
D 栗田口
E 伏見口
F 鳥羽口
G 丹波口

 

                                               

昨年の豪雨で被害のあった御土居(大宮)を復旧整備を行いました

 
  平成22年7月の豪雨により京都市北区大宮土居町に位置する御土居(大宮)の一部が、崩落したため復旧整備を行いました。
  復旧整備は、崩落した箇所について補強のうえ、専門的な連続繊維補強土工法によって、従来の歴史的景観が保てるように行いました。



被害状況

復旧整備状況
復旧整備後


京都市より業務を受託しています以下の24カ所の史跡、名勝、天然記念物の維持・管理及び調査、普及啓発に取り組みます。(2011.4)

対象:

名勝 雙ケ岡、史跡 天皇の杜古墳、史跡 醍醐寺境内(栢杜遺跡)、天然記念物 深泥池生物群集、史跡 御土居(7カ所)、史跡 方広寺石塔(耳塚・馬塚)、史跡 鳥羽殿、史跡 栗栖野瓦窯跡、史跡 平安宮跡(内裏跡、豊楽院跡)、史跡 樫原廃寺跡、史跡 蛇塚古墳、史跡 天塚古墳、史跡 山科本願寺南殿跡、京都市指定史跡 上中城址、京都市登録史跡 福西遺跡公園、京都市登録建造物 島原大門


 このたび春の定期整備として、植栽されている樹木や生垣の剪定、草地の除草などをおこない各史跡の適正な環境を整備し、保護と史跡・名勝などの保全・管理につとめることにしています。

 

名勝 雙ケ岡


史跡 樫原廃寺跡

散策路や広場の景観保全を図るため、危険樹木の伐採、生垣や低木の剪定などを行い利用者の安全と景観保全につとめます。
(写真は、通行を妨げ危険な樹木)

史跡整備による樹木植栽が行われており、史跡公園としても利用されていることから植栽の刈込みや高木の剪定などを行い適正な管理につとめます。
(写真は、植栽されている高木)


史跡 御土居(おどい)

史跡 蛇塚古墳

市街地に所在することから、除草・低木の剪定を行い、景観の適正につとめます。
(写真は、北区紫野に所在する御土居)

住宅地に所在することから景観保全を保つため、樹木の剪定や除草を行い、史跡保全につとめます。
(写真は、蛇塚古墳の外観)




樫原廃寺跡の説明板屋根を修復しました(2011.5)

 史跡 樫原廃寺跡(京都市西京区樫原)の説明板の屋根の銅板が剥がされて損傷していたため、美しく修復いたしました。
  史跡の景観環境と調和した説明板になっています。

損傷のあった説明板屋根
修復後

史跡「御土居(紫竹)」、「栗栖野瓦窯跡」の危険木を伐採し、樹木整備を行いました。(2011.6)

 
  史跡「御土居(紫竹)」(京都市北区紫竹上長目町、堀川町)において、サクラなどの樹木の枝が歩道上に伸び、電線に覆い被さっていることから剪定を行い整備につとめました。
  又、史跡「栗栖野瓦窯跡(くるすのがようあと)」(京都市左京区岩倉幡枝町)においても、樹木が繁茂し隣地への危険木となっていることから伐採を行い史跡の景観環境整備を行いました。


史跡「御土居(紫竹)」整備後

史跡「栗栖野瓦窯跡」整備後


「史跡 御土居(鷹峰)」「史跡 樫原廃寺跡」「名勝 雙ヶ岡」の害虫被害木、枯損木など樹木整備を行い適正な景観保全につとめます。                                  (2011.11)


史跡 御土居(鷹峰)
  過繁茂した樹木が散策路に覆いかぶさり,日当たりや風通しが悪く,鬱蒼として歩行の妨げになることから樹木の間伐と剪定を行い,史跡の適正の保全に努めます。(2011年12月実施予定)


史跡 樫原廃寺跡

  史跡地内の樹木が,経年による巨樹化と劣化による枯損枝が増加し,落下して危険な状況でもあることから樹木の伐採及び危険枝の剪定を行い,史跡の適正な維持を図りました。(2011年9月実施)




名勝 雙ヶ岡
  名勝 雙ヶ岡は,現在名勝公園として親しまれています。しかし,近年ナラ枯れや松枯れが多発し,名勝景観が損なわれる事例が増えてきています。そこで,このたび雙ケ岡全体の樹木管理を図っていくため,各所に発生した害虫被害木などの伐採をおこないました。(2011年8月実施)





名勝「雙ケ岡」の樹木整備を行いました(2012.4)

  雙ヶ岡一の丘西辺の樹木が過繁茂し、道路上に覆い被さり、街灯を覆って街灯の機能を阻害している箇所もみられるため、支 障樹木の間伐と強剪定を行い、雙ヶ岡の景観保全に努めました。

整備前
整備後