日本の心のふるさと京都のよさをまもるために

京都は、延暦13年(794)の平安遷都以来1000有余年にわたり、王城の地として栄えた都市であります。 この長い年月は、建築、庭園、絵画、彫刻、工芸等、いく多の貴重な文化財を生み、また、優雅な年中行事や伝統芸能、精緻な郷土産業を育て、今なおそれが古都の自然美ととけ合って、“京都こそ日本である”と世界各地から訪れる人々を感嘆させ、また“日本人のこころのふるさと”としてこよなき憩いと、やすらぎを与えています。

申すまでもなく、これら歴史的文化遺産は、日本文化の過去と現在をつなぎ、かつ、将来への発展の足がかりを与えるものであって、京都市民のみならず日本国民にとって、極めて貴重な文化観光資源であるといえましょう。

この国民的資産ともいうべき京都の文化観光資源を、広く国民各層の協力と支援を得て保護し、正しく活用して、長く後世に保存伝承することはわれわれ現代人に課せられた社会的責任であると信じるものであります。

幸いにして、全国的にも文化遺産に対する愛護思想が高まりつつある今日、国際文化観光都市京都の保存に深い関心を寄せる有志が相諮って、ここに公益財団法人京都市文化観光資源保護財団を設立するに至ったのであります。

本財団は、この使命達成のため、京都市及び国、京都府並びに広く関係諸団体と連絡を密にし、その協力を仰ぎながら、古都における文化観光資源保護事業の総合的な活動を強力に展開して、“日本の歴史である京都”の伝統文化の保護と観光の健全な発展を促進し、国民生活の安定と文化的向上に寄与するものであります。

公益財団法人京都市文化観光資源保護財団とは

この財団は、財界、文化人など各界有志の賛同を得て、京都市の出えん金によって昭和44年に設立され、このたび公益財団法人に認定されました。

京都の文化財、観光資源の保護については、現在文化財保護法、京都府、京都市文化財保護条例及び古都保存法などによって法的に措置が講じられ保護されています。

しかしながら、千年の都であった京都には、世界文化遺産「古都京都の文化財」を含め我が国の歴史文化を代表する多数の貴重な文化財、観光資源が集中しており、それらの保護にあたっては、行政などの補助が及ばないものが数多く存在しており、これらは主としてそれぞれの所有者、管理者の努力によりまもられています。

財団では、これら京都の歴史的文化遺産を後世に引き継ぐためひろく国民各層から寄せられる寄付金などを基金として京都の文化観光資源の保護とその活用、普及啓発など積極的な事業活動をおこなっています。

財団では、京都市域の文化財、伝統行事・芸能など後世に継承するにたる文化観光資源を周囲の自然環境とともに保護し、かつ、その活用を図ることにより豊かな文化の創造に寄与するため国、府、市の保護施策と連携を密にしながらつぎのような事業をおこないます。


  • 文化財所有者、管理者等の行なう文化観光資源保護事業に対する助成
  • 伝統行事・伝統芸能の保存及び執行に対する助成
  • 文化観光資源をとりまく自然環境の保全及び執行に対する助成
  • 文化観光資源の設備に対する助成
  • 文化観光資源の取得及び管理
  • 文化観光資源に関する保護思想及び知識の普及向上
  • 文化観光資源に関する調査研究並びに情報の収集及び提供
  • その他これらの目的を達成するために必要な事業

■設立40年のあゆみ   [PDF]

京都市文化観光資源保護財の
ロゴマーク



平安京を表現した「方形」に、 文化財愛護のシンボルマ−ク と「京」の文字となるマ−クを象徴したロゴマ−ク。 京都盆地の自然を「緑」に、日本建築を「茶」と「朱」で表し、千有余年にわたり保存継承されてきた京都の文化遺産の情景を形と色で表現しています。




平成23年度 法人運営

■平成23年4月1日公益財団法人に移行しました。