京都の文化財の保存と継承のためには、広く国民ひとりひとりの文化財に対する深い関心と理解が必要です。

 当財団では、様々な普及啓発事業をおこない文化財の愛護思想の普及向上につとめ、京都の文化財を守るための協力を呼びかけています。

主な普及啓発

◇文化観光資源に関する印刷物の発行

刊行物
京の文化財カレンダー 刊行物

◇文化観光資源公開事業の実施

刊行物 刊行物 刊行物
非公開文化財の特別公開 京の郷土芸能まつり 文化財企画展

◇インターネットによる国内外への情報発信

◇伝統行事芸能功労者に対する表彰

◇文化観光資源保護関係団体などがおこなう各種事業の後援

◇報道機関による啓発活動の積極的推進




平成23年度

尼門跡寺院「霊鑑寺」春の特別公開終了いたしました。
                         (2011.04.11)


4月1日から10日まで公開しました尼門跡寺院「霊鑑寺」春の特別公開が終了いたしました。
10日間で延べ7,960人もの多くの方が鑑賞されました。 今年は、例年より寒い日が続
き椿の開花が遅れたことで、公開時にはいろいろな椿を鑑賞していただくことができました。

書院前
「散椿」前
京都市指定天然記念物「日光椿」
「日光椿」と「散椿」前



京都市指定有形文化財「長江家住宅-祇園祭屏風飾り-」特別公開
終了しました。                       (2011.07.19)


7月14日から16日まで公開しました京都市指定有形文化財「長江家住宅-祇園祭屏風飾り-」特別公開が終了いたしました。3日間の公開にもかかわらず延べ1238人もの多くの方が鑑賞されました。




非公開文化財特別公開事業「廣誠院」と「霊鑑寺」の文化財特別公開終了しました。                     (2011.11.28)


11月18日から27日にかけて実施しました「廣誠院」と「霊鑑寺」の文化財特別公開が終了しました。「廣誠院」は、11月19日〜23日の5日間に785人、「霊鑑寺」は11月18日〜27日の10日間に3,479人の方々がそれぞれ参観されました。


「廣誠院」文化財特別公開


「霊鑑寺」文化財特別公開



伝統行事・芸能功労者を決定し表彰しました。(2012.2.15)
 

京都の文化観光資源の保全に係る普及啓発事業の一環として、京都市とともに、伝統行事・芸能功労者表彰制度を設け、功績のある方を表彰しています。
このたび、平成23年度の被表彰者を決定し表彰しました。




伝統行事・芸能功労者  
被 表 彰 者( 順不同・敬称略 )

氏名・年齢・住所

団 体 名 
(保 存 会)

功      績

山田やまだみのる

56歳

京都市右京区

嵯峨さが松明保存会たいまつほぞんかい

 1979年より当行事に従事し,以来今日までおよそ32年間にわたり取り組んでこられた。特に,松明の組立て作業の責任者としてたずさわり,近年は後継者の指導養成にも力を注がれている。
 長年にわたり,嵯峨お松明の保存と継承に努めてこられた功績は顕著である。

たかはし 君夫きみお

82歳

京都市左京区

広河原松上ひろがわらまつあ保存会ほぞんかい

 1944年より当行事に従事し,以来今日までおよそ67年間にわたり取り組んでこられた。これまで当行事の実施に中心となってたずさわり,特に,1985年から8年間にわたり会長の役職を務め,会の運営に貢献するとともに,近年は後継者の指導養成にも力を注がれている。
  長年にわたり,広河原松上げの保存と継承に努めてこられた功績は顕著である。

鎌部かまべ 和男かずお

62歳

京都市下京区

桂川船渡かつらがわふなわた保存会ほぞんかい

 1985年に当保存会に入会し,以来今日までおよそ26年間にわたり従事し,これまで行事の実施,推進に取り組んでこられた。
  また,行事の青年会長,同連合会長の役職を歴任し,現在も会の幹事として運営にも貢献するとともに,後継者の指導養成にも力を注がれている。
  長年にわたり、松尾祭桂川舟渡御の保存と継承に努めてこられた功績は顕著である。

木村きむら 忠紀ただのり

65歳

京都市東山区

番匠ばんしょう保存会ほぞんかい

 1979年に当保存会に入会し,以来今日までおよそ32年間にわたり従事し,これまで木遣音頭や儀式の修得に努め,現在では全般的に精進し,リーダー的な存在である。
  また,役職を歴任し,現在会長として,会の運営に貢献するとともに,後継者の指導養成にも力を注がれている。
  長年にわたり,番匠儀式の保存と継承に努めてこられた功績は顕著である。

前田まえだ 祐温すけはる

75歳

長岡京市

神泉苑大念仏狂言講社しんせんえんだいねんぶつきょうげんこうしゃ

 少年期より当狂言に出演し,1951年からは当狂言の執行にかかわる運営団体の一つである三条台若中の一員として伝承活動に従事し,以来今日までおよそ64年間にわたり取り組んでこられた。
  また,後継者の指導養成にも力を注がれている。
  長年にわたり,神泉苑大念仏狂言の保存と継承に努めてこられた功績は顕著である。

松岡まつおか まこと

51歳

京都市左京区

千本せんぼんえんまどう大念仏狂言保存会だいねんぶつきょうげんほぞんかい

 1990年より当保存会に入会し,以来今日までおよそ21年間にわたり従事し,これまで演技の修得に努め,公演では舞台設備にも中心となって取り組まれている。
  また,副会長の役職も務め,会の運営に貢献されるとともに,後継者の指導養成にも力を注がれている。
 長年にわたり,千本えんま堂大念仏狂言の保存と継承に努めてこられた功績は顕著である。

松井まつい 嘉伸よしのぶ

55歳

京都市右京区

嵯峨大念仏狂言保存会さがだいねんぶつきょうげんほぞんかい

 1976年より当保存会に入会し,以来今日までおよそ35年間にわたり従事し,これまで演技の修得に努め当芸能の公開に取り組んでこられた。
  また,後継者の指導養成にも力を注がれている。
  長年にわたり,嵯峨大念仏狂言の保存と継承に努めてこられた功績は顕著である。

吹田すいた 哲二郎てつじろう

49歳

京都市北区

千本六斎会せんぼんろくさいかい

 1996年に当保存会に入会し,以来今日までおよそ15年間にわたり従事し,これまで太鼓,笛方の技術の修得に努め,公開や記録資料の作成にも取り組んでこられた。
  また,地元小学校において小学生に当芸能を指導するなども,後継者の指導養成にも力を注がれている。
  長年にわたり,千本六斎念仏の保存と継承に努めてこられた功績は顕著である。

北村きたむら 昌司まさじ

56歳

京都市右京区

嵯峨野六斎念仏保存会さがのろくさいねんぶつほぞんかい

 1970年より当保存会に入会し,以来今日までおよそ41年間にわたり従事し,これまで太鼓や演技の修得に努め,現在も現役として公開で活躍されている。
  また,会長の役職も務めてこられ,会の運営にも貢献するとともに,入会間もない子供達の指導を行うなど後継者の指導養成にも力を注がれている。
  長年にわたり,嵯峨野六斎念仏の保存と継承に努めてこられた功績は顕著である。

山下やました 伊久夫いくお

59歳

京都市北区

西方寺六斎念仏保存会さいほうじろくさいねんぶつほぞんかい

 1981年より当保存会に入会し,以来今日までおよそ30年間にわたり従事し,これまで太鼓の技術の修得に努め,現在も現役として取り組まれている。
  また,後継者の指導養成にも力を注がれている。
  長年にわたり,西方寺六斎念仏の保存と継承に努めてこられた功績は顕著である。

奥村おくむら 喜四郎きしろう

82歳

京都市北区

川上かわかみやすらい踊保存会おどりほぞんかい

 20歳の頃から当保存会に入会し,以来今日までおよそ60年間にわたり従事し,これまで囃子などの技術修得に努め,公開にも取り組んでこられた。
現在も,当芸能で用いる花傘で使う花の調達や準備などの,世話方として貢献するとともに,後継者の指導養成にも力を注がれている。
  長年にわたり,川上やすらい花の保存と継承に努めてこられた功績は顕著である。

藤井ふじい 博志ひろし

62歳

京都市北区

上賀茂かみがもやすらいおどり保存会ほぞんかい

 1955年に雅児として初めて当芸能に参加し,以来今日までおよそ56年間にわたり従事し,これまで鉦,太鼓などの技術の修得に努め,公開にも取り組んでこられた。
  また,現在副会長として会の運営や公開の責任者として貢献するとともに,後継者の指導養成にも力を注がれている。
  長年にわたり,上賀茂やすらい花の保存と継承に努めてこられた功績は顕著である。

廣田ひろた 良浩よしひろ

50歳

京都市左京区

北白川伝統文化保存会きたしらかわでんとうぶんかほぞんかい

 1996年より当行事に従事し,以来今日までおよそ15年間にわたり従事し,これまで踊りや音頭取りの技術の修得に努め,公開にも積極的に取り組んでこられた。
  また,後継者の指導養成にも力を注がれている。
  長年にわたり,鉄仙流白川踊の保存と継承に努めてこられた功績は顕著である。

三宅みやけ 富子とみこ

78歳

京都市左京区

修学院紅葉音頭保存会しゅうがくいんもみじおんどほぞんかい

 1972年より当芸能の復活にあたり参加し,以来今日までおよそ39年間にわたり従事し,これまで踊りの技術の修得に努め,公開にも中心となって取り組んでこられた。
  また,20年間にわたり副会長を務め,現在は会長として会の運営に貢献するとともに,小学校で踊りを指導するなど後継者の指導養成にも力を注がれている。
  長年にわたり,修学院紅葉音頭・大日踊の保存と継承に努めてこられた功績は顕著である。

つじ ナカ

91歳

京都市左京区

一乗寺郷土芸能保存会いちじょうじきょうどげいのうほぞんかい

 1987年より当保存会の設立に参加し,以来今日までおよそ24年間にわたりたずさわり,地元での公開や他の地域での催しにも踊りを披露するなど積極的に取り組んでこられた。
  また,踊りの師匠として後継者の指導育成にも力を注がれるとともに,指導した踊り子を引率し各地の催物に出演するなど普及にも貢献されてきた。
  長年にわたり,一乗寺鉄扇の保存と継承に努めてこられた功績は顕著である。

計15名

(参考)

伝統行事芸能功労者表彰制度
  多年(原則として10年以上、年齢45歳以上)にわたり伝統行事や伝統芸能の保存執行にあたることともにそれを広く一般に公開し、後継者の指導育成、道具類等の制作、修理等の技術修得などに功績のある方を表するもの。